プロジェクト作成の手順

ターミナルでコマンドを実行

以下手順で簡単にプロジェクトの作成を行うことができます。
curl -s “https://laravel.build/sample-app” | bash
上記のsample-appの部分は任意の名前に置き換えてください。
コマンドを実行すると少し時間がかかりますが、これでプロジェクトの作成自体は完了です。

次に、開発するための操作を行なっていきます。
cd sample-app
vendor/bin/sail up -d
上記コマンドでは、まず作成したアプリケーションのディレクトリに移動してコンテナを立ち上げています。

これも時間がかかりますが実行完了したら、ブラウザを開いて、URL入力欄にlocalhostと打ち込むとLaravelアプリケーションのトップページが表示されているはずです。

Laravel SailとLaravelの開発時の違い

コマンドの違い

Laravel Sailは、Dockerコンテナを使用するため、Laravelアプリケーションの開発にはいくつかの異なるコマンドが必要になります。以下は、Laravel Sailで使用できる主要なコマンドです。

・sail up
   Laravel Sailコンテナを起動します。これにより、MySQL、Redis、Mailhogなどのコンテナも起動します。
・sail down
   Laravel Sailコンテナを停止します。
・sail shell
   Laravel Sailコンテナに接続してシェルを開きます。
・sail artisan
   Laravel Artisanコマンドを実行します。たとえば、sail artisan migrateを実行してマイグレーションを実行できます。
・sail test
   PHPUnitを使用してLaravelアプリケーションのテストを実行します。

以上のように、Laravel Sailを使用する場合、通常のLaravel開発で行うコマンドとはいくつか違いがあります。

ただし、Laravel SailはDockerコンテナを使用することで、環境を迅速に設定でき開発環境の構築が容易になります。

まとめ

LaravelとLaravel Sail

ご存知の通りLaravelは、PHPで書かれたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであり、MVCアーキテクチャを採用しています。
Laravelは、大規模なアプリケーションを開発するための強力なツールセットを提供しており、Webアプリケーションの開発をより簡単にすることができます。

一方Laravel Sailは、LaravelアプリケーションのDocker環境を提供するツールであり、Laravelの機能を拡張するものではありません。
Dockerを使って簡単にLaravelアプリケーションの開発やテストを行うことができます。
Dockerコンテナを自動的に構成し、Laravelアプリケーションを開発するために必要なツールを提供します。
Laravel Sailを、Laravelアプリケーションの開発をより効率的に行うための補助ツールとしてぜひご活用ください。

ソース：https://readouble.com/laravel/8.x/ja/installation.html